VMware Workstation PlayerからESXiに移行する

何をするか

VMware Workstation Player上で動かしている仮想マシンのイメージファイルをESXiで使えるように変換して使用する。

qemuマシン側

VMware Workstationフォルダにovftool.exeがあることを確認する
・ディレクトリ
C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\OVFTool

変換前のvmxファイルと変換後のovfファイル名を指定する
C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\OVFTool>ovftool.exe D:\VM\kali-linux-2023.3-vmware-amd64.vmwarevm\kali-linux-2023.3-vmware-amd64.vmx C:\Users\xxx\Desktop\tmp\20231104\kali-linux.ovf

KVMからVMwareWorkstationに移行する

何をするか

KVM上で動かしている仮想マシンのイメージファイルをWindowsマシン上のVMwareWorkstationで使えるように変換して使用する。

qemuマシン側

qemu-imgをインストールする。

qemuの仮想マシンのイメージがある場所に移動する

イメージの変換を行う。

上記のコマンドで出来たvmdkファイルをWinSCPなどで取り出す。

Windowsマシン側

VMwareWorkstation上で仮想マシンを動かすには「vmdkファイル」と「vmxファイル」が必要なので、フリーツールの「vmxMaker」をダウンロードする。

仮想マシンのディスク(vmdk)やメモリ容量、OSの種類等を選択して「vmxファイル」を作成する。

VMwareWorkstationの仮想マシンを開くから「vmxファイル」を選択して仮想マシンを起動する。

(ESXi)リモートでESXiをシャットダウンさせる

何をするか

ESXiホストをネットワーク経由でシャットダウンさせます。

手順(パターン1)

SSHで接続

ESXiのデフォルトではSSH経由での接続ができないので、SSHサービスを立ち上げてTeraTermを使ってシャットダウンさせます。

vSphere clientでESXiホストにログインします。
「構成」タブより左のメニューから「セキュリティプロファイル」をクリック。
「SSH」を選択して「オプション」を押下する。
次回から自動起動させる為に「ホストに連動して開始および停止」を選択。
「開始」を押下して「OK」「OK」を押下する。

TeraTermを起動してESXiホストにSSH接続をする。
「ユーザー名」を入力して、「キーボードインタラクティブ認証を使う」を選択。

パスワードを入力する。

シャットダウンコマンドを入力

手順(パターン2)

PowerCLIで接続

PowerCLIをインストール → PowerCLI 6.5

PowerCLIを起動して下記2行を実行。

※この方法だと仮想マシンのシャットダウンはできないので、ttlなどで仮想マシンのシャットダウンをしてから「Stop-VMHost」コマンドを実行する

感想

パターン1,2ともにマクロ化(スクリプト化)すればvSphere clientからやるよりは簡単かな。

(ESXi)VMwareWorkstation上にESXiを構築 その2

前回の記事でESXiへの接続までできたので、この記事ではESXi上でCentOS7(64bit)をインストールして見たいと思います。
移行の手順はインストーラーのISOを読み込ます手順なのでCentOSだけに変わらずWindowsServerなども同様の手順でインストールできます。

CentOSのISOをESXiにアップロード

CentOSのISOファイルは公式からダウンロード → CentOS

「構成」タブより「ストレージ」をクリック。
「datastore」を右クリックして「データストアの参照」をクリック。

左上の「+」をクリックしてルート直下に「Install_ISO」フォルダを作成。
※CentOS7のISOファイルを保存しておくフォルダ

「Install_ISO」フォルダを選択して「↑」ボタンをクリックしてダウンロードしたISOファイルをアップロードする。

「Install_ISO」フォルダにISOが入りました。

仮想マシンの作成

vSphereClientにて「新規仮想マシンの作成」をクリック。

構成は「カスタム」を選択。

ゲストOSは「Linux」バージョンは「CentOS 4/5/6/7 (64ビット)」を選択。

「完了前に仮想マシンの設定を編集」にチェックして「終了」をクリック。

これによりディスクの無い仮想マシンが出来上がりました。ディスクを追加していきます。
「ハードウェア」タブより「追加」をクリック。

「ハードディスク」を選択。

10GくらいあればCentOSは動くと思うので、サーバの用途に応じてディスク容量を割り当て。
※ESXiに割り当てた容量内から使用されます。

次にドライブにCentOSのISO選びます。
まず「パワーオン時に接続」にチェックをいれる。「CD/DVD」を選択し「データストアのISOファイル」を選択しCentOS7のISOファイルを指定。

「オプション」タブより起動オプションの「強制的にBIOS入る」にチェックを入れ「OK」をクリック。

仮想マシンの起動

「仮想マシンのパワーオン」をクリック。

BIOS画面に入るので、「Boot」タブより「Hard Drive」を「+」キーで一番上に持ってくる。

「Exit」タブより「Exit Saving Changes」を選択して「Yes」を選択。

インストール画面が表示されるので、環境に即してインストールを行う。

インストールし起動できました。

(ESXi)VMwareWorkstation上にESXiを構築 その1

何をするか

VMwareWorkstation上にESXiを構築し、ESXi上でCentOSをインストールしてみる。
やる理由としてはサーバマシンは持ってないけど自宅でESXiを触りたいからです。

環境
OS:Win10 pro
CPU:Core i7 2600K
メモリ:12G
ソフト:VMware Workstation 14 Player
ESXiに割り当てるメモリ:7G
※ESXiはサーバプラットフォーム向けのハイパーバイザなので
 手軽な検証環境として使うくらいが良いのかなと思います。
 右記参照 → ESXi ハードウェア要件

↓ざっくり構成

続きを読む

仮想イメージの変換

■エクスポート方式
ESXi:ovf形式でエクスポート可能
VirtualBox:ova形式でエクスポート可能

・ESXi → VMwareWorkstation
 そのままデプロイ可能

・VMwareWorkstation → ESXi
 VMware vCenter Converter を使用
 ※この方法だと仮想マシンのハードウェアverが指定できないので、データストア内のvmxファイルを手動で編集して「HW.version」を書き換える。
 VMwareWorkstation proのアップロード
 VsphereClientにて空の新規仮想マシンを作成 → ストレージを後から割り当て

・VirtualBox(ova) → ESXi(vmdk)
 VMware OVF Toolを使用してDOSコマンドで操作